ジワジワ〜っとくる美味しさ。やさしい気持ちにしてくれるお菓子です。
これはドイツで昔から親しまれている焼き菓子の一つです。
クッキー生地にレーズン、オレンジピール、
レモンピールとマジパンを巻き込み
表面にもシュトロイセルというそぼろ状の
クッキー生地をのせて焼き上げたもので、
見た目は何とも素朴で控えめな印象。
クッキーというには大きめのサイズなので
ひと口で…というわけにいかないので、がぶっとかじります。
上に載ったシュトロイセルのザクザク感を感じ、
次にクッキーのサクッ、ほろっとした食感。
ぽろぽろと口からこぼれてしまい
きれいに食べるのはむつかしいけれど、
美味しい焼き菓子にはありがちなことなので、気にしない!
中は意外とふんわりしています。
オレンジとレモンのピールが何とも良い香り…。
そしてマジパンとレーズンのコクとクッキー生地の
懐かしいような優しい甘さが相まって、
これは…見た目の印象を良い意味で裏切ってくれました。
思わぬ複雑さにハッ!とさせられるんだけど
「どや!!」と迫ってくる感じではなく、ジワジワ~っとくる美味しさ。
なんだかやさしい気持ちにしてくれる人懐っこい、お菓子です。
遠足などに、ちょっとリッチなおやつとして持って行って、
ポットに入れたコーヒーと一緒に食べるのがおすすめ!
ぽろぽろとこぼれても気にしなくていいですしね。

このケーキと相性の良い飲み物

濃い目のホットコーヒー